2020年11月27日 21:00
副腎髄質は副腎の中央部にあり赤褐色で約20%を占めています。
交感神経の支配を受けているため、交感神経が優位になると、アドレナリンとノルアドレナリンというホルモンを分泌し、放出された物質は血流にのって全身に作用ます。
アドレナリンとノルアドレナリンは、ほかのホルモンとは異なる特徴を持っていて、外部環境の急激な変化や生命を脅かすようなストレスなどを感じると、交感神経が活発になり、その刺激を受けるとすぐにホルモンが分泌され、臓器の運動を調節します。
これにより、心拍出量や血圧の上昇、消化器系の運動の抑制、四肢の震えを起こすなど、生体を興奮状態にします。
アドレナリンとノルアドレナリンの生体を興奮状態にするという作用は類似していますが、少し働きが異なります。
アドレナリンは心臓の収縮力を強めて心拍数を上げ、血糖値を上げるなど、代謝を亢進させる方向に働き、ノルアドレナリンは、末梢血管を収縮させて血圧を上昇させるように働きます。
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