2017年11月15日 16:29
リラクゼーションサロンヴィーナスブライトの日置真依子です。
当店は新宿三丁目駅から徒歩3分にあるプライベートサロンで
リラクゼーションメニュ、基礎化粧品、食養生カウンセリングを行っています。
角質は細胞が死んでからが大切だという事をご説明致します。
皮膚の表皮は基底層、有棘層、顆粒層、角質層と大きく分かれていてターンオーバー(新陳代謝)が行われます。
ターンオーバー(新陳代謝)は基底層から細胞が生まれて角質層まで押し上げられる形で進んでいきます。
角質層まで約2週間程(個人差あり)でたどり着くとさらに2週間程(個人差あり)で熟成され、
表皮細胞にはセラミドやNMFなどの保湿成分が生み出されます。
この時点で細胞には核がなくなり死んで最後は垢となって剥がれます。
細胞が死んだ後の熟成期間によって、保湿成分が自然と内部に生み出される
仕組みとなっている為、むやみにこすったり、肌の奥深くまで浸透されるケアをすると
未熟な細胞がむき出しになって、細胞が死ねないのです。
死ねないと困るのは、この垢となって剥がれ落ちるシグナルによって、
基底層から新しい細胞が生み出されるという流れになっているからでもあります。
さらに、皮膚の外側には汗と皮脂が混じり合ってできた適度な油分の皮脂膜を形成し、
有害物質や紫外線を防ぎ、角質を丈夫にするバリア機能もしっかりできあがる為、
角質が最後うまく剥がれる事ができます。
つまり、肌に直接セラミドやNMFなどを補うのではなく、皮脂膜を作って角質を丈夫にし、
角質細胞が死んで剥がれていく状態になるのが最大のスキンケアになります。
以前からお伝えしているように肌は排泄器官であり、防御機能があるという事で、
必要でない限りは、よくある成分をむやみに肌奥深く浸透させる必要はありません。
肌に必要な成分はしっかり見極める必要があります。
ヴィーナスブライト